メニュー、チラシ、商品ラベル、名刺など、印刷物にQRコードを載せようとしているなら、まず正しい種類を選んでください。静的QRコードと動的QRコードの選択は、インクが紙に乗った瞬間に永遠に確定します。間違った方を選んでしまうのは、マーケティングの現場で最もよく見られる(そして最もコストのかかる)ミスのひとつです。
1分でわかるまとめ
| 静的QRコード | 動的QRコード | |
|---|---|---|
| 遷移先URL | コード自体に埋め込まれている | サーバーに保存され、いつでも変更可能 |
| 印刷後に変更できるか? | 不可 | 可(無制限) |
| スキャン解析 | なし | あり(時間・場所・デバイス・OSなど) |
| サブスクリプションが必要? | 不要・無料 | 必要(月額99円〜) |
| オフラインで使えるか? | 使える | スキャン時にインターネット接続が必要 |
| 主な用途 | Wi-Fi・テキストメモ・単発シェア | メニュー・パッケージ・広告・キャンペーン |
静的QRコードとは?
静的QRコードは、遷移先をコードそのものの中に格納します。どのデバイスでスキャンしても、常に同じURLに飛びます。手紙に住所を印刷するようなイメージで、ポストに投函した後は届け先を変えることができません。
静的QRコードが向いているケース:
- ゲストにWi-Fiパスワードを共有したいとき
- 変更が生じない**vCard(連絡先カード)**を印刷するとき
- 簡単なメモとしてプレーンテキストを埋め込むとき
- 単発イベント用で、終了後に素材を廃棄する予定のとき
リダイレクトを管理するサーバーが不要なため、サブスクリプションなしで無料生成できます。
動的QRコードとは?
動的QRコードは、プロバイダーのサーバー上に短縮リダイレクトURL(例:qr.super-qr.com/abc)を保存します。スキャンされると、サーバーがリクエストを受け取り、現在の遷移先を調べてユーザーを誘導します。遷移先はサーバー側で管理されているため、印刷後であっても何度でも変更できます。
動的QRコードには、静的QRコードにはない4つのメリットがあります:
- 印刷後に遷移先を編集できる。 URLにタイポがあった?キャンペーンのランディングページが変わった?編集するだけでOK。印刷済みのコードはそのまま機能し続けます。
- すべてのスキャンをトラッキングできる。 タイムスタンプ・おおよその都市・デバイスの種類・OS・リファラーを確認できます。
- ルールによる振り分けができる。 同じコードから、iPhoneユーザーはApp Store、AndroidユーザーはGoogle Playへ自動的に誘導できます。
- 公開スケジュールや有効期限を設定できる。 商品発売前は別ページを表示し、発売後に切り替え、営業時間外は自動的に無効化するといった設定が可能です。
実際の活用例
レストランのメニュー。 テーブルのスタンドに貼った動的QRコードがあれば、オーナーはメニューカードを80枚刷り直さなくても本日のスペシャルを差し替えられます。さらに、スキャンの62%が12時〜14時に集中していることもわかり、スタッフ配置の参考になります。
商品パッケージ。 箱に貼られた動的QRコードは、今日はハウツー動画にリンクしています。来年、同社が新モデルをリリースした際、残った在庫に貼ってある同じコードを比較ページや割引クーポンへリダイレクトできます。
展示会のチラシ。 example.com/boothを指す静的QRコードは、展示会翌日には価値がなくなります。動的コードなら、展示会後のフォローアップページに切り替え、さらに6ヶ月後の次回イベントのブースへと転用できます。
民泊施設のWi-Fiポスター。 パスワードが変わることはほぼなく、ゲストがNetflixを観たいだけのときにクラウドサーバーを経由させる必要もないため、静的QRコードで十分です。
静的QRコードが正解のとき
以下の3つすべてに当てはまる場合は、静的QRコードを使いましょう:
- 遷移先が絶対に変わらない。
- スキャン解析が不要。
- A/Bテスト・OS別振り分け・スケジュール設定が不要。
Wi-Fi認証情報・個人の連絡先・短いテキストメモが典型的な用途です。
動的QRコードが正解のとき
以下のいずれかに当てはまる場合は、動的QRコードを使いましょう:
- コードが印刷物(ポスター・パッケージ・名刺・メニューなど)に使われる。
- 遷移先URLが変わる可能性がある。
- 効果測定のためにスキャン解析が必要。
- マーケティングキャンペーンを運用しており、遷移先の変更やA/Bテストを行いたい。
- iOSとAndroidで異なるアプリストアへユーザーを誘導したい。
判断チェックリスト
印刷前に次の5つの質問に答えてください:
- 印刷したコードを30日以上使い続けるか? → 動的
- 何人がスキャンしたか知りたいか? → 動的
- 遷移先URLが変わる可能性が少しでもあるか? → 動的
- iOSとAndroid両方のアプリへユーザーを誘導するか? → 動的(OS振り分け機能付き)
- 自宅のゲストにWi-Fiを共有するだけか? → 静的で十分
コストについて
動的QRコードへの最もよくある反論は、月額料金です。少し考えてみましょう。当サービスの動的QRコードプランは**月額99円〜**から始まります。名刺にタイポが見つかって20枚刷り直す費用より安い計算です。
静的QRコードのコストはゼロではありません。何かが変わるたびに、すべての印刷物を刷り直すコストがかかります。
さっそく選んでみましょう
ホームページから両タイプのQRコードを作成できます。遷移先が完全に確定しているなら静的を、変更やアナリティクスを活用したいなら動的コードを始めてください。すべてのプランでスキャン回数は無制限です。
